会社存続の危機からはじまった、一発逆転の開発戦略!
東京から5時間、名古屋・大阪から2時間以上かかる田舎の企業が
なぜトップシェアを守り続けられるのか?
日本の製造業は成熟期を迎え、国内市場は縮小している。
大手メーカーは海外に市場を求め、海外での現地生産を加速しているが、
海外に拠点を持たない国内の中小企業は、生き残りをかけた熾烈な競争を余儀なくされている。
そのような過酷な経営環境の中でも安定成長を続けているのが、耐熱塗料専門メーカーのオキツモ。
同社が手がけるのは、バイクのマフラーやファンヒーター、厨房機器など高温環境で利用される製品向けの塗料だ。
東京から5時間、名古屋・大阪から2時間以上かかる三重県名張市という山間部にあり、
従業員も200人に満たない中小企業でありながら、国内シェアトップ、海外シェアトップの製品を数多く保有している。
資本も人的リソースも決して多くない山間の中小企業が、なぜ世界トップシェアを獲得し、順調に業績を伸ばし続けられるのか?
オキツモで実際にあった耐熱用塗料の開発ストーリーを通して、セオリーにはまらない独自の開発戦略を公開。