書籍タイトルが代名詞に! 書籍が新たなつながりを生み、 採用強化や新たな ビジネスチャンスにつながる | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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書籍タイトルが代名詞に!
書籍が新たなつながりを生み、
採用強化や新たな
ビジネスチャンスにつながる

大石茂美氏

1968年大阪府岸和田市生まれ。高校卒業後、歯科助手、宝石鑑定所などで働くもバブル崩壊をきっかけに医療業界へ転職。看護助手、准看護師、正看護師とステップアップしながら急性期病院を中心におよそ20年間キャリアを積む。所属する医療法人の介護施設長などを経て、2019年に株式会社POLTE BONHEURを設立し、訪問看護事業などを展開。2021年に間口ホールディングス株式会社グループ企業となり、現在に至る。

介護・福祉経営者本

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INDEX

1.企業としての活動背景や目的を伝える情報発信手段として出版を決意

私は51歳という年齢で、「介護士が笑顔で働く施設をつくりたい」という夢をかなえるべく、株式会社POLTE BONHEURを創業し、介護施設を経営しています。

18年間急性期病棟の看護師として働いた後、介護施設の責任者に任命されたことがきっかけで、介護の世界に踏み入れました。そこでは、介護士が業務に追われ利用者の心のケアを十分に行えず、利用者と介護士の間で険悪な雰囲気が広がる現状を目の当たりにしました。利用者が笑顔を失い、介護士との間で負のループが生まれている状況に心を痛め、利用者と介護士が笑顔で過ごせる理想の施設をつくることを決意しました。

施設改善に取り組む中で、法人内での改革に限界を感じ、自ら介護施設を経営する道を選びました。法人を退職後、M&Aを通じて経営困難に陥っていた介護施設を譲り受けました。その施設は利用者が少なく、主に福祉を利用した低家賃の入居者で収益構造が整っていない赤字経営でした。私は看護師仲間と共にランニングコストの削減を徹底し、効率的な運営体制を築くことで、わずか4カ月で黒字化を達成しました。また、介護士が初任者研修や実務者研修を受けながら現場経験も積める教育システムを整え、介護職のスキル向上に力を注いできました。さらに、フランスでの視察や地域貢献活動を通じて、介護士が笑顔で働ける環境づくりを追求し続けています。

M&Aや施設のグルーピングといった企業の重要なプロジェクトなどを進めていたタイミングで、幻冬舎メディアコンサルティング(以下、幻冬舎MCと記載)から連絡をもらいました。当初は半信半疑でしたが、もともと55歳のタイミングで自分の本を出版するという目標を立てていたこともあり、返信をしてみました。

幻冬舎MCの担当者と話をするなかで、ただ本を出版するのではなく、施設新設の際に、その目的や自身の思いを伝える広告・情報発信手段として本を活用できるのではないかと思いました。 また、これまで医療や介護の現場で多くの職員が離職し、豊かさや幸せを感じられていない状況を多く見てきました。看護の仕事が好きで現場で働く中で、さまざまな課題が次第に明確になってきたのです。看護師や介護士は、純粋に「やりたい」という思いでこの職業に就いているはずなのに、医療や介護の現場の経営者たちが、働く人たちの思いや目的に十分目を向けていないと思います。もし、働く人たちの思いに真摯に向き合う経営者が増えれば、現場で働く人々がより豊かになれるのではないかと考えていました。看護師としての経験から、現場の実態や課題を多くの人に伝えたいという強い思いが芽生え、その思いを効果的に伝える手段としても、本の出版が最適だと考えました。

そこで、すぐに出版プロジェクトに取り組むことを決めました。

2.「起業家ナース」として、挑戦の軌跡を1冊に。

はじめての出版だったため、自分の経験や考えが読者の共感を得られるのか不安でした。医療・介護の現場で実際に働く人々の思いや考え方を、経営者や介護事業者、病院関係者の皆さんに深く理解していただけるような一冊にしたいと考えていました。
幻冬舎MCからは、私の医療や介護現場での経験と知見をうまくまとめていただき、「起業家ナース」というタイトルを提案いただきました。理想の介護施設の実現を目指し51歳で起業をした私の軌跡から、「何かを始めるのに遅過ぎることはない」ということ、そして介護事業のあるべき姿や利用者に必要な真のケアについて学ぶことができるような内容です。

医療現場と介護現場における視点やマインドのギャップを描きたかったこと、また看護師のキャリアやライセンスを活かしていつからでも起業できると伝えたかったため、このタイトルや企画案は私の考えにぴったりでした。
カバーデザインについても、私自身をイラストで描いていただいたことで読者が手に取りやすいものになりました。 既存の看護師や医療・介護分野の書籍との差別化につながっています。

3.書籍が社内外のコミュニケーションツールに。採用強化や新たなビジネスチャンスにつながる

出版後は、多方面から反響がありました。

書籍を通じて、私が重視している「心を起こすケア」の理念を広めることができ、多くの人々に共感いただくことができました。

私の独自の経歴や考え方に興味を持つ経営者の方々が現れ、「面白い」という評価をいただくことが増えました。現在、2社の社外取締役として運営や経営に携わっています。これらの依頼は、私の本を読んでいただいたことや、海外視察での交流がきっかけです。主な依頼内容は、社員を幸せにするという理念を基にした経営支援です。多くの企業が人材不足に悩んでいるなかでも、所属企業では人材に困っていない状況を維持できています。

このような成果も含めて、経営者の方々から「一度やってみてほしい」と声をかけていただく機会も増えており、新たなビジネスの展開につながっています。

また、多くの企業関係者が施設見学に訪れるようになりました。特に印象深かったのは、グッドタイムリビングさんからのご相談です。会長にも書籍を読んでいただいたことがきっかけで、担当者が施設運営方法についての相談に来られたのです。このほかにも、運営や経営について直接相談される機会が増えており、新たな出会いが生れています。これまでのつながりだけでは知られていなかった一面が、書籍によって新たに認識いただいていることが理由としてあるのではないかと思います。

採用面でも反響は大きかったです。私は現在も面接を自ら担当していますが、応募者から「本の人ですね」と声をかけられることが多くなりました。実際に、私の書籍を読んで「この会社で働きたい」と感じて応募してくださる方が一定数いらっしゃいます書籍の内容と、会社のホームページで掲げている方針が一貫していることが、応募者に信頼感を与えているようです。その結果、入職者が増加し、人材が途切れることなく確保できている状況が続いています。ブランディングが強化され、第一志望先として選んでいただくことが増え、会社の理念に合う人材を採用しやすい環境が整っています。

採用には直接つながりませんでしたが、特に印象的だったのは、名古屋在住の看護師との出会いです。その方は私の書籍を本屋で偶然見つけ、感銘を受けてすぐに連絡をくださいました。最初の電話で私が直接対応したことに驚かれ、職場の厳しい状況やつらい経験を涙ながらに語ってくださいました。私は個人的に相談に乗り、LINEでの交流を通じて支援を続けました。その結果、その看護師は訪問看護ステーションに転職し、楽しく働ける環境を手に入れることができました。現在も交流は続いており、「書籍をきっかけに人生が大きく変わった」と感謝の言葉をいただいています。

看護業界では悩みを抱える方が多く、私の考えや経験が励みや指針となっているようです。起業を目指す看護師の方々から、起業に踏み出す勇気や具体的な方法について相談を受ける機会が増えています。

インナーブランディングの観点でも、書籍が企業理念や思いを職員全体に浸透させる重要な役割を果たしています。年に1回開催される全職員向けの研修では、書籍を題材として使用し、会社の理念や方向性を伝える取り組みを行っています。書籍を活用して会社の特徴を解説することで、社員の理解を深めることができています。このように、書籍はコーポレートブックとしての機能も果たし、教育や理念共有のツールとして多面的に活用されています。特に印象的なのは、書籍を通じて私の人間的な一面が職員に伝わるようになったことです。社長という立場でありながら、私も完璧な人間ではなく、失敗や苦労を重ねてきた経験があります。書籍に書かれた資格試験の失敗などのエピソードから、私の人間味やユーモアを感じてくれる声が多く聞かれ、「身近で親しみやすい存在」として受け止められるようになりました。このような不完全な一面が、職員に親近感を与え、組織への帰属意識を高める効果を生んでいるようです。

実際の現場でも、職員が利用者様と向き合う姿勢や行動から、会社の理念が確実に浸透していることを日々実感しています。例えば、利用者の表情や行動、食事量の変化からは、職員のケアの質や関わり方が如実に表れています。朝、利用者様が笑顔で過ごしている様子からは、前夜の夜勤が穏やかで質の高い時間だったことが確認できます。

また、書籍を通じた自己開示は、信頼関係を築く速度を格段に速めました。経営の成功だけでなく立ち上げ時の苦労も共有したことで、多くの方から相談を受けるようになりました。書籍を読んでくださった方との関係性は、そうでない場合と比べて距離感が近く、コミュニケーションもスムーズです。

講演依頼などでも「起業家ナース」というタイトルが私の代名詞として紹介時に使われており、活動を広げる上で名刺代わりとして大きな助けとなっています。

書籍が単なる情報提供の枠を超え、「共感」や「理解」を深める効果的なツールとなっています。

4.企業出版を検討中の方へ

書籍出版の提案をいただいたとき、最初は「自分なんかが本を出すなんて」と思っていましたが、実際に出版してみて、1冊の本が人生を大きく変える力を持っていることを実感しました。

自分の経験や思いを本という形にして伝えることで、誰かの救いや励みになる可能性があります。私も、これまで多くの方の書籍から刺激を受け、励まされてきました。そして今、私の書籍を通じて同じように誰かの役に立つことができているのだと思うと、とても感慨深いものがあります。

だからこそ、出版を検討している経営者の方々や個人の方々には、ぜひ挑戦してほしいです。これからもより多くの人々に書籍を届け、その活用の幅を広げていきたいと考えています。

起業家ナース

大石 茂美

何かを始めるのに遅過ぎることはない!

介護士が笑顔で働ける施設をつくりたい――
51歳、ベテラン看護師の遅咲き起業物語

本書は理想の介護施設の実現を求めて、51歳で起業したベテラン看護師の物語です。

著者がはじめて介護の世界に足を踏み入れたのは、急性期病棟の看護師として
約18年働いた後のことでした。
勤務する医療法人の人事異動で介護施設の責任者に任命されたことがきっかけです。
死と隣り合わせの救急病棟とは異なり、介護施設ではゆったりと時が流れていると
著者は想像していました。
しかし実際は介護士が一日中慌ただしく動き回り、ゆとりのない介護士に介護される
利用者は笑顔を失っていたのです。
著者は根気強く施設の設備や環境を整え、施設の雰囲気は徐々によくなっていきましたが、
それでもまだ介護士はどこかストレスを抱えている様子のままでした。

利用者を笑顔にするためにはまず介護士自身が笑顔でいなければいけない――
そのためには職場環境などの目先の条件を整えるだけではなく、
土台となる教育から変える必要があると著者は悟りました。
長年勤めた法人を退職し、M&Aで介護施設を譲り受け51歳で起業をしたのです。
しかしその施設は利用者が少なく、その大半が福祉を利用して安い家賃で入居していたため、
経営状態は赤字続きの状況でした。
それでも志を同じくする仲間の看護師とともに徹底的に施設のランニングコストを削減し、
約4カ月で黒字化に成功しました。
教育については、介護士が初任者研修や実務者研修を受けながら
実際の現場も体験できる学校を設立しました。
介護士が心から笑顔で働ける理想の施設を実現するために著者は現在も日々奮闘しています。

本書は、理想の介護施設の実現を目指し51歳で起業をした著者の軌跡を通じて、
「何かを始めるのに遅過ぎることはない」ということ、そして介護事業のあるべき姿や利用者に
必要な真のケアについても学ぶことができる一冊です。

クライアントインタビュー
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