業界の課題に迫る!書籍がハブとなりネットワークが広がる | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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業界の課題に迫る!
書籍がハブとなり
ネットワークが広がる

社会福祉法人みなみ福祉会

理事長 近藤敏矢氏

1969年生まれ。1994年に名古屋大学大学院情報工学専攻修士課程を修了後、NTTに入社し研究者として従事。実家の保育園の経営について父から話を聞き、継ぐことを決意。1999年に社会福祉法人みなみ福祉会に入職し、2004年に笠寺幼児園園長、2019年に同法人理事長に就任。認定こども園への移行や施設拡充を進め、4年間で5施設を展開。ペーパーレス化や経理システムの開発を推進し、経営拡大にも注力。現在は、福祉がなくても誰も困らない地域づくりを目指し尽力している。

教育・保育経営者本

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INDEX

1.NTT研究職から保育園経営者へ―業界常識への疑問から出版を決意

「保育園を閉園しようかと思っているんだ……」
父から保育園閉園の相談を受けたのは、私が NTT の研究職として働いていた頃でした。高齢となった父が経営していた保育園の存続が危ぶまれる中、自分の代わりがいくらでもいる大企業よりも、自分にしか継げない地域に根差した保育事業を引き継ぐことが使命だと感じ、決断しました。

1999 年に社会福祉法人みなみ福祉会に入職し、2004 年に園長、2019 年には理事長に就任しました。保育業界に入って驚いたのは、一般企業との大きな隔たりでした。旧態依然とした制度や慣習、時代に合わない業務手順、「子どもが大切」と言いながらも不十分な職員配置制度など、多くの疑問を抱きました。
そんな現場の実態を目の当たりにするうちに使命感が芽生えました。NTT時代に行っていた業務管理モデル研究の経験を活かして、「保育園は変わらなければならない」という思いから改革に着手し、ペーパーレス化、経理システムの独自開発といった業務のデジタル化のほか、経営コンサルタントの活用などにより、4 年間で保育園から認定こども園へ移行し、5 施設まで拡大することができました。

そんな折、幻冬舎メディアコンサルティング(以下、幻冬舎MC)から突然出版についての電話がきました。最初は驚きましたが、話を聞いた瞬間に、「このチャンスを逃したら、二度と出版の話は来ないだろう」と思いました

他法人との差別化や、法人としてのより一層の認知度向上、また採用活動にも活用できると考え、出版プロジェクトに取り組むことを決意しました。

2.保育業界の「常識」に一石を投じる

初めての出版で、最初から最後まで不安でいっぱいでした。自分の考えをアウトプットできるのか、本の形になるのかと不安に思っていました。
保育業界でもお金の話を無視して語ることはできないはずですが、まだそうした考えは浸透しきっているといえません。保育園はいわばサブスクリプション型のビジネスだと考えますが、ビジネスモデルという考え方自体が保育業界では一般的ではありません。

また、未就学の子どもの教育が子どもの将来のすべてを決めるという言い方もよく聞きますが、小学校から社会人教育のほうが影響は大きいはずです。今、教育が大きく変わろうとしているにもかかわらず、保育はその流れに乗ろうとせず、独自の世界の中で抽象的な教育方針のもとで取り組んでいる。そこに強い違和感を覚えていました。
編集チームと打ち合わせを進めていくなかで、この違和感を「異業種から来た者」の視点で伝えながら、保育園経営について社会や保育関係者に対して提言していく方向性が見えてきました。
業界について、保育園の経営について「こうあるべき」という改革について発信していく例はまだ多くありません。保育業界の常識と世間の常識とのギャップについて、それは保育業界が一般社会での常識から外れた部分というだけでなく、子育てや保育という貴重な成長期間に対する世の中の認識の低さも含めてですが、また園だけではなく子どもを預ける側の保護者の姿勢についても訴求し、読者に対し「良い保育園とはなにか」を考えるきっかけとなる 1 冊を目指しました。
そこで提案されたのが、「ここが変だよ、保育園」というインパクトのあるタイトルです。

実は、「ここが変だよ、保育園」というタイトルには当初抵抗がありました。保育園経営者や保護者に誤解を与えてしまうのではないかと心配でした。しかし、結果的にこのタイトルが気になって本を手にとってみたという声もあり、多くの方に読んでいただくことができました。

実際に経験した保育園での面白エピソードを盛り込みながら、世の中の保育の制度や業界について再度考えてもらうきっかけをつくれたと思います。
また、編集チームと何度も打ち合わせることで自分の考えが整理され、明確になりました。

3.書籍がハブとなり広がるネットワーク―講演活動や新たなつながりが広がる

出版後は、多方面から反響がありました。
書籍が名刺代わりとなり、新たなつながりを生んでいます。
例えば、保育業界の著名な先生方や、保育業界に関わる様々な企業の代表者に対して、書籍を直接お渡しする機会を得たり、お話しする機会が生まれたりしました。

講演依頼も増え、愛知県社会福祉協議会、福島県社会福祉協議会からも依頼をいただきました。
福島県社会福祉協議会とは、これまで関わりがなかったのですが、出版をきっかけにして声をかけていただきました。業界として、保育施設数は社会福祉法人のなかでも多いはずですが、社会福祉法人での集まりが開催されると、研修会の参加者は保育が一番少ないという現状があります。

IT 化では保育は介護の 10 年前の状況といっても過言ではありません。そんな保育業界のなかで積極的に IT 化を推進している私のような存在に、主催者が興味を持たれたようです。業界でも著名な社会福祉法人佛子園の雄谷理事長と同じ場でお話しをさせていただく機会にも恵まれました。
そのほか、他業界から保育業界に入った方々が保育業界について学ぶために本書を手に取ってくださっています。書籍がハブとなり新たなつながりが生まれていることを実感しています。業界を変えようとしている人たちが一緒になって、業界全体がより良い方向へ向かっているという手応えがあります。

また、保護者の方々や職員、地域の方々にも手に取っていただき、「おもしろかった」という声や「涙が止まらなかった」という感想をいただきました。
メディア露出も増え、地方局で書籍の紹介をしてくれるという話が進んでいるほか、関東のテレビ局から直接取材の話をいただいたこともあります。今後もプレスリリースなどを活用して、より広く情報発信していきたいと考えています。
出版を通じて、私の理念や考えがより多くの方に伝わり、新たなビジネスチャンスや人脈の拡大につながっていることを、日々実感しています。

4.企業出版を検討中の方へ

出版を検討されている方には「来たチャンスは逃すな。」という言葉を贈りたいです。
本にするほどのものではない、と不安に思うかもしれませんが、とりあえず挑戦してみる、どうやったらそこに近づけるかを考えることで、自分自身の成長につながります。

皆さんの考えに共鳴し、新たな学びを得られる方は、想像以上に多いものです。その情報を発信することは、社会的使命の一つと考えてよいのではないでしょうか。

私も最初は不安でしたが、結果的に本を出版したことで、自分の考えを整理でき、多くの方とのつながりが生まれました。たった 1 冊の本が、これほど多くの可能性を広げてくれるものだとは、出版前には想像もしていませんでした。ぜひ挑戦してみてください。

ここが変だよ、保育園

近藤敏矢

社会福祉法人みなみ福祉会

世間一般の常識は保育業界の非常識!?

文鎮型から階層型への組織変革
アウトソーシングを積極活用
DXで書類業務を効率化

元NTT研究職員が最先端情報通信の世界から
保育園理事長に転身!
安心、安全、働きやすい保育園を目指した保育園改革!

保育業界では、待機児童問題解消のために全国に施設が増えたことで、
近年は定員割れを起こす園が出始めています。また、行政からは既存事業だけでなく、
例えば安価で食事を提供する子ども食堂の併設・運営や、園に通っていない子どもの
一時預かりといった多機能化によって更なる地域貢献を求められており、
保育業界は変革のタイミングを迎えようとしています。
一方で、異業種からの参入などが乏しく「今までどおり」をよしとする保守的な運営に
なりがちな園も少なくありません。しかし旧態依然とした運営から抜け出せずにいると、
いずれ園の存続を危うくしかねません。

著者は通信業界大手に研究者として勤めたのち、実家の保育園を継いだ異色の
保育園経営者です。
異業種から保育業界への転職だったため、業界内では当然とされてきたさまざまな常識や
保育の現状に疑問を抱き、一般企業時代に培ったスキルと知見を活かしてITによる
業務の効率化など積極的に改革を推進してきました。

本書ではそんな著者だからこそ感じた保育業界の常識と世間の常識とのギャップを
挙げながら、それらが保育にもたらす問題と改善の必要性、実際に著者が行った改革に
ついて詳細に解説します。また園だけではなく預ける側の保護者の姿勢についても
触れており、「良い保育園とは何か」を考えるきっかけとなる一冊です。

クライアントインタビュー
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