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幻冬舎メディアコンサルティングの
ビジネスモデル

情報の時代といわれる昨今、私たちが日々触れる情報の量は膨大なものです。一説によれば、現代人が1日に触れる情報量は平安時代の人々の一生分、江戸時代の人々の一年分に匹敵するそうです。その大量の情報に埋もれてしまうにはもったいない魅力的な企業が日本にはたくさん存在します。書籍出版を通じて、そんな企業の魅力を書籍出版を通じて社会に発信し、効果的なブランディングを行うことが、幻冬舎メディアコンサルティング(以下GMC)のビジネスです。

私たちの出発点

GMCの出発点は出版業界に対する危機感でした。書籍の売り上げが減少し、出版業界全体が低迷する「冬の時代」。書籍という存在がこのままダメになっていくはずはない、と信じて私たちは必死で書籍や出版の新しい可能性を探りました。そしてたどり着いたのが、書籍が持つ潜在的な力と、幻冬舎の財産である本づくりのノウハウを応用した企業ブランディングです。

書籍出版によるブランディングの効果は多岐にわたります。事業拡大、集客効果、採用効果、ファン獲得。これまで書籍とはあまり関係ないように思われてきた分野や事業にまで広がっています。

書籍と書店が持つ力

『現代人を救う 塩 健康革命』という書籍のプロモーションを大手書店で実施したときのことです。本のなかで取り上げた「高血圧にならない奇跡の塩」の実物(ぬちまーす)を書店の店頭に書籍と並べて販売しました。すると、なんと書籍よりも本物の塩の方の売れ行きがよかったのです。塩としてはかなり高価な商品でしたが、書店に足を運ぶ好奇心旺盛な方々は、書籍の隣に置かれている塩に「塩以上の意味」を見出したのでしょう。

書籍によって実際の商品が売れる。書店という場所は本を買うためだけの場所ではない。この発見が、GMCのビジネスモデルが誕生するきっかけになりました。

私たちはGMCで手掛ける書籍を「企業出版」と呼んでいます。書籍を中心に据え、戦略的に企業のブラントを構築すること、つまり「企業や経営者が抱えるさまざまな課題や問題を書籍出版で解決する」のがGMCの仕事です。とはいえ、書籍出版と課題解決がどうつながるのか、簡単には理解できないかもしれません。私たちも同じで、いくつかの仮説を立て、それらを検証するところから始まりました。

『前田建設ファンタジー営業部』

この仮定を少しずつ確信へと近づけてくれるような事例が、『前田建設ファンタジー営業部』です。映画化や舞台化もされましたので、ご存じの方もいるでしょう。

アニメ作品に登場する建造物を実際に建設するとしたらどうなるか。どのような技術でどの材料を使うのか。予算は、工期は、といった実際の建設現場同様に真面目に取り組む社内プロジェクトを追った作品です。「マジンガーZ」がファンタジー営業部最初の対象案件。マジンガーZが出撃する地下格納庫を建設出来るようにするまでのドキュメンタリーは各方面で話題になりました。

ファンタジー営業部という企画は、もともと前田建設の広報部が自社を社会により知ってもらうために考えたものでした。書籍化によってゴールへ一歩近づいたわけですが、その後、前田建設の担当者から「新卒採用に書籍の効果があった」という連絡が入りました。今まで採用したくてもできなかった人材を採用できるようになったというのです。ゼネコンのなかでも自由な発想ができる企業だと感じたから、という志望動機を語る学生が少なくなかったそうです。これこそ私たちがイメージする「書籍出版によるブランディング」に他なりません。

企業出版による効果実例

企業出版が、企業が抱える複数の課題や問題のソリューションになるという好例との出会いもありました。収益用不動産のコンサルティング大手として有名な武蔵コーポレーションという会社です。これまでに9冊の書籍をご一緒し、いくつものブランディング効果を確認できました。
1作目は『年収1000万円から始める「アパート事業」による資産形成入門』。同社の顧客層を「年収1000万円」とはっきり明示することで、ターゲットとなる読者に「あなたのことですよ」とメッセージを送る目的がありました。実際に書籍を読んでいただいた方からのお問い合わせは、「年収1000万円」レベルの方が多く、その効果が証明されました。成約数だけでなく、事前に書籍を読んでいただいているために成約効率が改善され、営業効率も上がりました。

ターゲットや目的を絞り込み、そこへ向けた書籍を作ることでターゲットの要望に細かく応えることができることを実感。その後ご一緒した書籍はすべて、1冊ごとにターゲットや目的を明確に設定し、内容を一から組み立て直しています。その多くが成功したこともあり、同社は創業以来の業容拡大を続けておられます。

事業を発展させる上での課題や、社内に問題のない企業はありません。また一方で、多くの企業は自分たちでは気づかない魅力や潜在力を持っています。GMCではまず、丹念な情報収集とダイレクトなリサーチを通じて、客観的に企業が持つ魅力をあぶり出します。その上で、課題を解決に導くにはどのような切り口や魅せ方がベストなのかを探り、はじめて制作がスタートします。

そのために、私たちは自分たちの情報感度を上げることを常に心がけています。少しでも気になる企業と出会えれば、その業界や事業などについて調べ上げ、さらなる魅力の発見に努めます。その過程で多くの可能性を探り、未来を想像し、新しい価値観や世界観に触れられることが、この仕事の醍醐味です。 企業への提案は簡単なことではありませんが、勉強すればするだけ、努力すればするだけ、アウトプットの内容や質が向上します。苦しいときもありますが、同時にやりがいにもつながるポイントです。書籍出版がビジネスに大きな影響を与えるということを踏まえて、妥協のない最高の書籍をつくり上げるためにチーム一丸となって奮闘するのもまた、心躍る経験であることは間違いありません。

GMCのこれから

GMCのビジネスは書籍出版だけにとどまりません。書店店頭での展開や、セミナー・イベントの開催など多岐にわたるプロモーション、Webメディアでの展開。共通しているのは、そのどれもが企業のビジネスを強力にサポートするものであるということ、そして、「書籍」というツールが持つ潜在力が出発点となっているところは一貫しています。

出版業界が急速に衰退していくことを実感し、「このままではまずい」という危機感から出発して、私たちは現在に至る新しい書籍ビジネスを創造してきました。ただ、決して現状に固執することはありません。自分たちが価値を信じる書籍という媒体を軸に、時代に合わせた新しい方向を探り続けています。変わり続ける姿勢、求め続ける姿勢、それこそがGMCのスピリットであり、誇りなのです。

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私たちが展開する企業出版事業、個人出版事業の2つの事業について、ご紹介します。

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