#01SPECIAL CONTENTS

グループ会社 社長対談
~株式会社 幻冬舎ルネッサンス新社~
著者の「生きた証」をつくりだす個人出版の価値

分社化から2年
個人出版でトップクラスの企業へ

|久保田|幻冬舎ルネッサンス新社(以下GR)が、個人出版の事業会社として幻冬舎メディアコンサルティング(以下GMC)から分社化したのはたったの2年前。いまや会社内の体制は盤石なものとなり、業界でも確実な存在感を示しつつある。

|山名|GRは新たな著者を発掘する出版プロデュース部、書籍の制作を行う編集部の2部門で、それぞれのプロが著者をサポートします。設立当初から「著者の想いを結実させる本づくり」にこだわり続けてきた姿勢が評価された結果、ご依頼いただける書籍数は大きく伸びました。現在では個人出版業界でもっとも出版点数が多い会社の一つにまでなっています。

「人と真摯に向き合う」ことを軸に
奮闘する日々

|久保田|GRはもともとGMCの個人出版部門から生まれた。2年前の分社化当時、編集室の室長だった山名を社長に任命したけれど、幻冬舎グループ全体として今後拡大していくうえで必要な決断だったんだ。

|山名|社長に任命されたとき、私は27歳。いずれ個人出版部門のトップに立ちたいという思いはありましたが、驚きの辞令だったのは事実です。それから2年、もちろん、何度か壁にぶつかることはありましたが、悩んだとしても結局はやるしかない。ずっと心がけてきた「人と真摯に向き合う」ことを軸に奮闘する日々が続いています。

|久保田|著者はもちろん、いい本をつくるためにはデザイナーやイラストレーターなど何人もの人間とやり取りすることになる。言葉にすると簡単に思えるかもしれないが、そのような数多くの人と向き合うなかでも、真摯な姿勢を保ち続けること自体がなかなか難しいことなんだ。山名を社長に抜擢したのは、他者に対する誠実さ、まじめさが人一倍強く感じられたからでもある。

著者ですら気づいていない
「想いの力」を引き出す

|久保田|いま日本中で「先祖代々からの墓をどうしていくか」というのが大きな問題になっている。代々伝わってきたものだから引き継ぐのが当然と思われているものの、実際には誰が納められているかさえ分からなくなっていることが多い。まさに形骸化の極みのようなものだ。
しかし、もしも墓のなかにいる100年、200年も前の祖先が、なにかしらのかたちで日々の出来事やそのとき感じたことを記録に残していたらどうだろう。それを目にする人間、つまり子孫の誰かにとって、きっとずっと前の祖先がリアリティーをもった存在として感じられるようになるに違いない。墓石からでは分からない祖先の経験や歩みを実感できることが価値なんだ。本は著者の思いがかたちになった結果であって、単なる商品ではない。日々どういったことにつまずき、悩み、喜びを感じてきたのか。その言葉が本になって立ち上がってくることで著者の感情や経験が具現化され、読む人が思いを馳せることができる。そういった意義ある書籍をつくっていくことが、個人出版の目指すべき本質なんじゃないかな。

個人出版の書籍は、
身を削り魂を注ぎ込んだ著者の
「生きた証」

|山名|以前、熊本で終末医療を行っている先生の本をつくったことがあります。その先生は余命3カ月ほどの患者さんを診るために、病院での勤務が終わってから40分くらいかけて往診に行くんです。毎日続けるのは、体力的にも精神的にも間違いなく大変なことであるはず。しかし、そういった苦労などもまったく見せず、「これが自分の役割だ」とでもいうように、親身になって患者さんたちに向き合う先生の姿勢に、私はとても感銘を受けました。
これは絶対に世のなかに伝える必要がある、その思いで本として完成させたんです。個人出版が担う役割は、「著者の人生を再編集する」ということにあり、もちろん私も先生の人生の証を刻むつもりで本をつくりました。出版後に読者からの感動したという声は非常に大きく、書籍を出版するということは、無形の価値を有形の価値として伝えていくことだ、というのをあらためて実感しましたね。

「興味・関心・好奇心」が必要不可欠

|久保田|個人出版の書籍は、身を削り魂を注ぎ込んだ著者の「生きた証」だ。後世の人にとって、自分のルーツや、今自分が存在している理由を改めて考える機会となる。そんな本をつくるというプロセスは、これからも絶対的な価値を持ち続けるだろう。だからこそ、そういった本をつくるためには著者と編集者、お互いが腹の中まで見せ合えるような関係になり、著者自身も気づいていないような「想いの潜在能力」をどれだけ引き出せるかが重要になってくるんだ。それは火事場の馬鹿力みたいなもので、著者と私たちが極限でぶつかり合ったときに初めて見えてくるものと言える。

|山名|おっしゃる通りです。書き手が頭に描いているものを最大限引き出して一冊にする。著者一人ひとりの個性を余すところなく書籍に落とし込む、その力はどこの出版社にも負けません。
写真集、小説、絵本などGRが手がける書籍はさまざまですが、そのすべてに共通しているものがあります。それはどれもが著者の人生の分身であり、圧倒的なオリジナリティーを持っているということです。大切なのは、それをどう磨いてさらに光らせていくか、ということに尽きるでしょう。

より魅力的な本をつくるための
新たな仕組みづくり

|久保田|GRを代表に、分社化というかたちでGMCは発展性の大きい事業を切り出した。今後はほかのグループ会社であるウェブマ、デザインプロが、それぞれの分野でプロフェッショナルな仕事を行い、競い合いながら、ときには協力して新たな挑戦をしてほしい。

|山名|GRの代表として言えば、今後さらに活躍の場を広げていくためにも、より魅力的な本をつくるための新たな仕組みづくりに挑戦していきたいです。常に挑戦する姿勢は、社員全員に持ち続けて欲しいと思います。

|久保田|私が思うに、そのための大きな原動力は、興味・関心・好奇心の「3K」だ。この3つは本づくりにおいて必要不可欠なものといっても過言ではないだろう。

著者の情熱や想いを全て受け止めて
世界にたった一冊の本をつくる

|山名|「著者の情熱や想いを全て受け止めて、それぞれが持つオリジナリティーを引き出し、世界にたった一冊の本をつくる」。それが今日に至るまで私がずっと意識してきたことです。ベースにあったのは、確かに久保田社長のおっしゃる「3K」です。GMCとGR、顧客の属性をはじめ、対象とする読者やニーズなど異なる点も多いかもしれませんが、その「3K」を持ち、かつ「なにかに熱狂できる」人間が自然と集まってきているのは変わらないように思います。

|久保田|納得のいく本を世に出すためには、何カ月も、ときには何年も、非常に面倒で煩雑なプロセスが欠かせない。しかしだからこそ、そこに関わった人間の範疇を大きく超えて、誰にとってもいろいろな意味で素晴らしい価値を持つものになるんじゃないかな。今後もGRが、魅力的で価値ある書籍をつくり続けてくれると期待しているよ。

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