事例

事例詳細

虚像のトライアングル
  • Amazonで買う

虚像のトライアングル 国・裁判所・保険会社の不合理な真実

ISBN 9784344973978
クライアント 弁護士法人サリュ
著者 平岡将人
初版発売日 2015/12/22
価格 1,500円(税抜)
書籍分類 単行本

内容

【日本人と日本の社会が抱えている問題や闇とは?】

自賠責保険が誕生し、我が国の自動車保険の体制が生まれて約60年、損害保険会社と国、そして裁判所というトライアングルが交通事故被害者の救済の形を作り上げ、被害者救済に貢献してきたが、現在、その完成された構図の中で各組織が「経年劣化」を起こし、思考停止をしている感さえある。自分たちの作り上げた制度と基準を頑なに守り、被害者のほうを向いた判断をしてくれない。そこにあるのは利益優先と官僚主義であり、そして自己保身と事なかれ主義である。残念ながら交通事故賠償の中で弱者救済という視点はほとんど失われ、それどころか現場で行われているのは「弱い者いじめ」そのものである。
本書はそんな思いを強くしながら、前著『ブラックトライアングル』では書ききれなかった問題点を掘り下げることに努めた。特に欧米各国の交通事故賠償の実態を取り上げ、比較しながら我が国の賠償の問題点を浮き彫りにするとともに、絶望的にも見える交通事故賠償の闇からどう抜け出すか、具体的に提案する。
我が国の交通事故賠償の実態と問題点を知り、視点を広げるための必読書。


●contents●
第1章:被害者を取り囲む虚像の三重構造――劣化が極まる交通事故賠償制度
第2章:利益を上げる大手損保の陰で孤立する被害者たち
第3章:障害者を差別、事故被害者を軽視――不合理な後遺障害等級認定を見過ごす国の怠慢
第4章:裁判官の能力は驚くほど低下している――保険会社の顔色ばかりうかがう裁判の現実
第5章:日本は交通賠償法務の後進国――諸外国に学ぶ”被害者救済”の制度
第6章:被害者の主張を正当に汲み上げるシステムづくりが必要だ
第7章:「弱い者いじめ」の空気に変化の兆し――被害者への”共感の輪”が、官僚化したトライアングルを打ち壊す

制作の背景

交通事故事件を数多く手がける中で、単純に保険会社であるとか、自賠責であるとか、そこを批判するだけでは済まない問題があるのではないかと感じ、制度設計そのもの、制度の監督体制そのものに根源的なおかしさがあるのではないかと気付いたという著者。諸外国の交通事故賠償法はどのような制度なのだろうかと興味を持ち、我が国だけではなく、海外の交通賠償制度についても調べてみたところ、諸外国が一人ひとりの交通事故被害者に着目した制度設計であることに驚き、それらを知るにつれ、我が国の個々を無視した画一的大量処理の制度設計に失望が強くなっていったそうです。
弁護士はその職業上当然に依頼者個人と向き合い、日々仕事をしていますが、それに応答する制度そのものが、個人と向き合っていないのではないかと思い至り、交通事故被害者を救済する制度設計における重要な3つの機関が、実は被害者を向いていない虚像であること、諸外国の考え方の紹介、国策災害である交通事故被害者の権利の強化という発想を土台とした解決のための著者なりの提言を発信すべく、本書は執筆されました。


●著者プロフィール●
平岡将人(ひらおかまさと)
弁護士法人サリュ 代表/弁護士 昭和52年、埼玉県生まれ。中央大学法学部卒業後、平成18年弁護士登録時より弁護士法人サリュに在籍。「われわれにしかできないことがある。そのために強くあれ。戦え。」というサリュの精神の薫陶を受ける。数多くの交通事故被害者の事件を手がけてきたが、依頼者を救うには制度そのものと対峙しなければならないと気付き、交通事故における障害者差別訴訟では画期的な勝訴を勝ち取るなど実績を残す。 平成26年より同法人の2代目の代表に就任。「流されない、見失わない」法律事務所を作るため全国7事務所の弁護士とリーガルスタッフを束ね、日々邁進している。

企業出版をご検討中の方へ

お問い合わせ・資料請求

見積り依頼

カテゴリで絞り込む

社史・周年史をつくる
メールマガジンを登録する

PICKUPセミナー・相談会
MEETING

その他のセミナー・相談会はこちら