日本初のロボットの販促を行うべく出版を決意。 誤解を解くことに成功し問い合わせが20件以上! | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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日本初のロボットの販促
行うべく出版を決意。
誤解を解くことに成功
問い合わせが20件以上!

サービス集客・採用本

株式会社メディカルユアーズ

渡部 正之 氏

兵庫県神戸市出身。薬学部卒業後、製薬会社のMR、薬局薬剤師を経て、2011年にメディカルユアーズを創業。2019年3月に日本初のロボット薬局を大阪梅田で開発。薬局業界の旧態依然とした体質に危機感をもち、ロボット、ICT、AIを用いた自動調剤技術の研究開発に積極的に取り組むなど異端児として新たな展開を行う。薬剤師の本来の職能発揮を提唱し、職能レベルの向上・職域拡大、働きやすい環境づくりに力を注いでいる。

1. ロボット薬局の誤解を解くべく出版を決意!ロボットを普及したい

私は薬学部卒業後、製薬会社のMR、薬局薬剤師を経て、2011年に株式会社メディカルユアーズを創業しました。2019年に日本初のロボット薬局(自動入庫払出装置)の開発に成功し、現在もロボットやICT、AIを活用して自動調剤技術の研究開発に積極的に取り組んでいます。ロボット薬局とは、ピッキング作業をロボットに任せ、薬剤師を服薬指導等の対人業務に専念させることができる薬局です。

ロボット薬局を開発したのは、薬局業界の旧態依然とした状況に対する大きな危機感が理由でした。本来薬剤師というのは、薬のプロフェッショナルとして「薬や健康に関して何でも相談できる」といった役割であるべきと私は考えています。

しかし、実際のところ調剤薬局で行われていたのはピッキングなどの単純作業でした。Amazon薬局に打ち勝つには、薬剤師にしかできない対人業務に注力させて価値を高めていかなくてはいけません。

薬剤師本来の職能を発揮し、職能レベルの向上・職域拡大、働きやすい環境づくりを行うため、研究や試行錯誤を重ね「調剤ミスゼロ」「待ち時間ゼロ」を実現するロボット薬局の開発に成功しました。

しかし、業界からはロボット薬局に対する誤解が非常に多いものでした。
業界は古いものを踏襲する文化であり、規制に守られているという意識から危機感が薄いのです。新しい取り組みやイノベーションに対してアレルギー反応を示されることが多く、私ははみ出し者扱いを受けていました。
これまでも講演などを行っていましたがロボット薬局や私の考えをしっかりと理解し有用性を感じていただくことに難しさを感じていました。

ロボット薬局に対する誤解を解き、ロボットを普及する手段を模索している中で幻冬舎から出版に関して声がけがありました。
お話をいただいた当初は出版について考えていませんでした。
情報発信の手段として、いまはYouTubeをはじめとしたSNSも数多く発達しています。
しかしYouTubeは誰でも発信できるが故に、嘘の情報も多いのが現状です。
私はロボットを普及しロボット薬局に対する誤解を解くうえで、一番重要なのは「信頼性」だと思っていました。
書籍であれば、しっかりと質の高い情報をプロに編集いただき知らしめることができます。ロボット薬局の信頼性を高めることができるほか、情報を受け取る側にも安心していただくことができると思いました。

幻冬舎と話した際の「毒にも薬にもならない本はつくらない」という言葉が印象的でした。私は当たり前のことを当たり前に書いても面白くないと思っています。
私の業界内での異端児的なキャラクターもあり、幻冬舎ならうまくロボット薬局やメディカルユアーズをブランディングしてくれるのではないかと思いました。
業界を救いたいという思いと、その鍵となるロボット薬局の普及という目標から、出版することを決意しました。

2. 旧態依然とした業界に切り込む。薬局の生き残り戦略として描いた。

結果として私が伝えたかったことは十分に書くことができたと思っています。

ロボット薬局についての信頼性を高めるため、薬局業界がおかれている危機的現状やAmazon薬局の脅威などについてしっかりと問題提起を行っていただきました。

また医師・製薬会社・行政を含む薬局の問題点を解説するほか、患者に安心・安全で質の高い医療を提供することができていない調剤薬局業界の実情も示しています。

そして今後目指すべき薬局・薬剤師の姿として、従来の調剤や薬の管理を中心とする対物業務から、服薬指導や在宅訪問なども行う患者本位の業務への転換が重要であり、そのためにはロボットが最も効果的だという形でまとめていただきました。

また、ロボット薬局開発の背景にある私の経験や経歴も描くことで、読者の理解を深める仕掛けをつくっていただきました。

とても分かりやすい文章で満足しています。

▲ロボット薬局の開発までの軌跡から薬局のこれからのあるべき姿を説く内容に。
▲全国主要都市に重点配本。 全国の薬局経営者や薬剤師の目に留まるように戦略立てた。 学会や薬学部のある生協にも書籍を配本。

3. 問い合わせが20件以上!講演依頼・反響が多数でロボット薬局の認知向上につながる

出版後は講演依頼やロボットの問い合わせなど非常に反響がありました。

日本M&Aセンターから講演依頼があり、講師として登壇しました。
250名ほどの薬局経営者が集まり、過去開催した講演の中では最高人数でした。
そこから実際に3法人がロボット薬局の見学に来ました。
それ以外にも製薬会社主催の勉強会の依頼や雑誌、WEB媒体でのメディア掲載などもありました。
そうした反響から、ロボットはリリース前にもかかわらず、20法人程から「すでに導入したい」という問い合わせが来ています。

また、他業種からの問い合わせもありました。
Eコマース、商社、大手スーパーからなどから、大きなロボット薬局をつくりそこからバイク便で配達するなどの新たな協業のアイデアなども来ています。
現在は法整備中ですが、実現すればより一層ロボット薬局は拡大していくと期待しています。さらにそうした広がりの中で、薬局自動化の第一人者としてのポジショニング、土壌づくりを書籍出版によって実現できたのではないかと思っています。その証拠物として書籍があることに大きな意義を感じます。

さらに書籍を理解促進ツールとしても活用しています。
ロボット薬局を見学に来てくださった際、3時間程ロボットについて説明します。見学終了後に書籍を渡すことによって、ロボットの理解促進の補完ツールとして役立っています。
説明会では説明しきれないロボット薬局開発の裏側や、今後ロボット薬局がもたらす業界の変化なども含めて理解を深めていただくことができていると思います。

一番書籍を出版して嬉しかったことは、薬局の自動化に多くの人が興味を抱いてくれたことです。徐々にではありますが、出版してロボット薬局の認知を高めることができたおかげで業界の風潮が少しずつ変化していることを実感しています。
また、私はAmazon薬局がもたらす危機について日頃から周囲に話していましたが、書籍出版後にAmazon薬局の日本参入がいよいよ実現しようとしています。
予言書ではないですが、私の考えていたことの証拠として残ることは嬉しいですね。
その他にも、大学の教授が書籍を研究室に置き、いつでも学生が読めるようにしていただいたと聞き、嬉しかったです。

いまだに業界からは批判されることもありますが、書籍があることで反論が楽になりましたし、様々な点で書籍の効果を実感しています。

これからは、実際にロボットの販促と行政へのアプローチを強化したいと考えています。
また、書籍を読まない層に対しても書籍の内容を解説した動画などでアプローチできればと思います。
よりロボット薬局を普及させていくことで業界一丸となってより良い方向へ進化できるような環境づくりを整えていきたいです。

4. 企業出版を検討している経営者へのメッセージ

実際に出版を行って感じたことは、企業をブランディングしていく手段としては書籍が一番良いのではないかということです。

これからもどんどん活用していくつもりです。

「会社を変えたい」「業界を変えたい」といった考えのある人にとっては、出版は良い選択肢だと思います。

ロボット薬局 テクノロジー×薬剤師による薬局業界の生き残り戦略

渡部 正之

株式会社メディカルユアーズ

調剤業務をロボットに任せ
薬剤師を単純作業から解放する

「待ち時間ゼロ」「調剤ミスゼロ」を実現
薬局経営に革命を起こす「ロボット薬局」とは――

ネット通販大手のAmazonが2020年11月17日に、
処方箋医薬品の注文を受け付ける
「Amazon薬局」のサービスをアメリカで開始しました。
同様の取り組みはカナダやオーストラリアでも始まっており、
Amazon薬局が日本に上陸するのは時間の問題です。
圧倒的な利便性と効率性をもったAmazon薬局に虎視眈々と業界を狙われている今、
私たちは今までどおりの規制行政のぬるま湯につかり、
調剤という単純業務に貴重な人的資源を割いている余裕はありません。
なぜならAmazon薬局よりも価値のある薬局をつくらなければ、
患者は根こそぎ奪われてしまうからです。
そこで、薬剤師を単純業務から解放するために、
著者が示す一つの答えが「ロボット薬局」です。
ロボット薬局ではピッキング作業をロボットに任せるため、
薬剤師を服薬指導等の対人業務に専念させることができます。
本書では患者に必要とされる薬局をつくるために何に取り組めばよいのか、
テクノロジーを駆使した薬局業界の生き残り戦略について解説します。

【目次】
はじめに

第1章 Amazon薬局の襲来で日本の薬局は壊滅の危機に陥る
政策誘導で始まった日本の医薬分業
厳しい状況へ進む薬局業界
薬局業界は特殊な業界
2021年の調剤薬局の倒産は過去最多
薬局に対する本当の試練は海の向こうからやって来る
Amazonが次に狙いを定める業界こそが薬局
2018年のピルパック買収の衝撃
Amazon薬局が日本に上陸するのは時間の問題
DXで後れを取る薬局業界
Amazonが狙うのは電子処方せん導入のタイミング
規制の根底にあるのは「薬局の利益よりも患者の利益」
Amazon薬局という黒船はすぐそこまでやって来ている

第2章 職能が宝の持ち腐れ 単純作業に追われる薬剤師たち
父の薬局経営のきっかけは医薬分業
一念発起して薬局を開いた父
退学して料理人を目指す
両親と決別し15歳で家を出る
厳しい下積み生活
崩れ去った希望
工場で住み込みのバイトをしながら薬学部を目指す
花形のMRとして活躍
接待禁止令の発令を機に製薬会社を退社し起業
初めての調剤薬局で知った薬剤師業務の実態
批判が吹き荒れる医薬分業
「対物業務」から「対人業務」へ

第3章 テクノロジー×薬剤師業務の分化が薬局の生き残る道
「薬局ビジョン」が示すメッセージ
在宅医療は超高齢社会で必須の業務
薬剤師がバイタルサインもチェック
残薬防止で医療費を削減
後発医薬品の普及促進も重要な課題
ついに解禁されたリフィル処方
リフィル処方で薬剤師の職能が発揮できる
ロボット化、ICT化でタスクシフトが加速
薬剤師に期待されるPBPM
医師の処方を支援
ワクチン接種や慢性期疾患に対する処方も薬剤師が担うべき
公衆衛生や疾病予防でスキルを活かす
「違法性の阻却」で歯科医師による接種を容認
薬剤師がワクチン接種をできるようにすべき
処方せんがなくても入れる場所へ
疾病予防を担う健康サポート薬局
地域連携薬局や専門医療機関連携薬局もスタート
服薬指導とは健康に関するコンサルティングである
規制改革推進会議が調剤業務の効率化を提言
ロボット、ICTの次はAIで服薬指導の質を上げる
薬剤師を単純作業から解放せよ

第4章 「待ち時間ゼロ」「調剤ミスゼロ」を実現
“ロボット薬局”がAmazon薬局に打ち勝つカギとなる
Amazon薬局に対抗する「調剤ミスゼロ戦略」
ロボットとICTを融合したロボット薬局
ガラパゴス化する日本のロボット開発
世界中のロボットを5つに分類して比較検討
アーム式調剤ロボットに狙いを定めて現地を視察
ミドルウェアで箱出し調剤から計数調剤に変換
在庫管理やデッドストック、医薬品不正流通などの課題解決に貢献
高性能・低価格なロボットシステムを実現
自動薬剤受取機で無人投薬が可能に
経済産業省のグレーゾーン解消制度を活用
医療情報連携基盤によりクリニック・薬局間で情報共有
欠員が出た場合にカバーが可能
クラウドサーバー上に患者情報を保管
近畿厚生局から呼び出された理由とは
患者の同意のもとに行う情報提供ならば問題はなし
電子処方せんが導入されれば同様の仕組みが可能になる
3つのイノベーションで「待ち時間ゼロ」「調剤ミスゼロ」を実現
ロボットアームが医薬品を払い出すまではわずか10秒
ロボット薬局でアクシデントが減少
患者からは「信じられない」と驚きの声
思いもよらなかった財務省からの応援メッセージ
テレビの取材依頼のきっかけは経済産業省
対人業務の土壌をつくった「0402通知」
そもそもファーマシーテクニシャンは必要なのか?
ロボットの導入で4143万円の収益増も
ロボットを導入しなかったから薬剤師の給料は上がらなかった
ロボットは対人業務を行うための手段
従業員のことを考えればロボット導入が最適解になる
包装単位の変更が完全自動調剤実現の最後のカギ
日本も箱出し調剤へ移行しなければならない

第5章 超高齢社会において薬局ができること――
ロボット薬局が普及すれば医療の質は格段に向上する
ロボット活用でマンパワーを引き出さなければ高齢化は乗り切れない
タスクシフトが受診率の向上につながる
実店舗とインターネットの融合でAmazon薬局に勝つ
薬局は史上初めてAmazonに打ち勝った業界になれる

おわりに


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