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出版前の状況

クリニックを開業してから10周年を迎え、新しい取り組みを行いたいと思ったのが出版のきっかけです。私はこれまでアメリカ、中国、日本の3カ国で一貫して免疫学を研究し、免疫の視点から「うつ」にアプローチをしてきましたが、それぞれの国で研究を続けていくうちに国ごとに人がうつ病になる原因は異なり、日本人がうつ病になる原因には一定の共通性があることに気付きました。
この日本人ならではのうつ病発症のメカニズムを踏まえた治療方法についてより多くの方に知ってもらう方法はないだろうか、うつ病への誤った認識を変えることができないだろうかと考えていたところ、今回の出版のお話をいただきました。

出版後の効果

本を出版している医師ということで、診察に対して安心感を持って訪れる患者さんが多くなったと感じています。事前に本を読み、治療について勉強してきてくれる患者さんも多いので、いちから説明をする必要もなく、診療を効率化できるようになりました。
また、遠方にいらっしゃる患者さんで、患者本人は病識はもっていなかったのですが、書籍を読んだご両親から勧められて来院してくださったことで完治に至り、社会復帰ができたという患者さんもいらっしゃいます。このように本を読んだことにより当院を信頼してくれる方が幅広いエリアに増え、集患につながっていることを実感しています。

出版を検討している企業へのメッセージ

病気を治すためにはその患者にとって最適な治療法を行うことが重要ですが、病院を訪れても病気の辛さや不安から治療に必要な情報を医師にうまく伝えられない患者さんがいます。そんなとき重要となるのは医師の持つ安心感ではないでしょうか。その点でいえば、本を出版することは患者さんがその医師を理解し、信頼するに値するかを判断するための重要なコミュニケーションツールとなり得ると思います。
また、クリニックを開業してから今までは患者さんの診療に専念をしてきたため、うつ病やその治療法に関する情報を整理する機会がありませんでしたが、患者さんに伝えたい思いを文字におこしていく中で、正しい情報を精査することができ、自分の考えを整理することができました。

書籍の内容

<日本人はうつになりやすい。けれど治りやすい国民性を持っている>
世界が驚く緻密なものづくり、時刻通り運行する交通システム、平均的に意識が高いとされるマナー――。 これらは日本が世界から絶賛される代表的なものです。現在の日本経済は、まさにこうした勤勉で真面目な国民性によって築かれたものといっても過言ではないでしょう。 しかし、内科・心療内科医として活躍し、日々日本人のうつ病患者と向き合ってきた中国人医師の程氏は、日本人ならではの生真面目で他人のことを慮る気質が、うつ病発症に大きくかかわっているのではないかと指摘します。 本書では、日本人はなぜ「うつ」になりやすいのか、日本人の「うつ」がなかなか治らないのはなぜか、どうすれば日本人の「うつ」は治るのかを解説。さらに、再発防止に役立つ生活習慣など、具体的な方法を提示します。

出版前の状況

私が長年透析治療に従事してたどり着いたのは、これまでの常識を覆す“食事制限なし”“薬なし”、さらに今までの治療時間の倍である8時間をかけて行う“長時間透析治療”という、ほとんどの医師が挑戦を避ける治療法でした。
かねてからこの長時間透析について、もっと若い医師にも参加して欲しいと考えていました。しかし、この治療法はまだまだ知られていないことが多く、何のために長時間やるのか、医師の考え、病院の考えもばらばらです。
長時間透析を正しく広めるため、私はこれまで4冊の医学専門書を出版して情報発信をしてきましたが、期待していた効果はなく、同じ医師に向けた情報発信がいかに難しいか、痛感していました。

そこへ、医師に向けた情報発信が難しいのならば、まず病院に通う患者に向けて、分かり易い書籍を出版する方法があるではと提案を受けました。患者のため、そして、将来を担う若い医師のため、自分の思っていることを形にし、一石を投じる必要を感じており、今回の出版を決意しました。

出版後の効果

まず嬉しかったことは、長時間透析に抵抗を感じていた患者が、今回の書籍を読み、「治療方針に納得ができた」と言ってくれたことです。難しい言葉ばかりを並べて背景を丁寧に説明することもなく、具体的なエビデンスを示すこともせず、上から目線で言う医者の言うことに、患者は納得しません。今回の書籍には、これまでの医学専門書では書くことのできなかった事実や、患者と若い医師への私の想いも含め、長時間透析への私の考えの全てを込めることができました。かつ、全体像をいかに分かりやすく伝えるかをポイントにしていましたので、「分かりやすかった」という反響を多くいただいていることに満足しています。

また、今回の書籍は、第三者の視点を取り入れた点もポイントでした。医師から医師へ、医師から患者へ伝えたいことはたくさんありますが、直接医師から発信し、納得させることは簡単ではありません。何が絶対的に正しい、ということではなく、長時間透析の事実を第三者から客観的に訴求できたことは良かったと思っています。

出版を検討している企業へのメッセージ

医学専門書では伝えることのできない事実や医師の考えを患者に届けることは、とても重要なことだと考えています。

食事を摂って、長時間透析を行なうということは、まだ他の誰も言っていません。新しい理論は、何が正しく、何が間違っているのか、十分なデータから実証され、認められるまで、仮説と事実を積み重ねていくほかないのです。
長時間透析が根付くよう、今後これに続く書籍が世に出てくることを願っています。

出版前の状況

当院では東洋医療の漢方を積極的に取り入れていますが、一般的な病院で行っている西洋医療とは異なり、東洋医療は治療法が一般的に浸透していないが現状です。そのせいか、漢方というだけで効き目が弱いのではないか、東洋医療は非科学的な治療法なのではないかと、誤解している方も少なくありませんでした。日々、診療しているなか、「どうすれば、患者さんに漢方による治療の有効性をわかりやすく説明できるのだろうか」と考えていた矢先に今回の出版のお話しをいただきました。

出版後の効果

出版後「漢方に対する知識がより深まりました」「漢方はこんな不調にも効果があるんですね」など、積極的に東洋医療、漢方について勉強してくださる患者さんが多いことにまず驚きました。
出版前は、患者さんの大半が東戸塚周辺の地域の方でしたが、出版後にはわざわざ都内から患者さんが訪れてくださったり、患者さんのご家族がセカンドオピニオンとして意見を聞きたいと来院してくださったりするようになりました。本を通じて当院の東洋医療の治療方法を知り、賛同してくださる方が幅広いエリアに徐々に拡大しているのを実感しています。

出版を検討している企業へのメッセージ

普段、診療していると目の前の患者さんの治療に専念しているため、治療法の背景にある考え方や患者さんへの思いなど、思うように伝えきれないという医師の方は多いと思います。その点、書籍では患者さんに伝えたい思いを文字にして、詳細に伝えることが可能です。特に思想の部分をしっかりと伝えることができるのは、書籍ならではのものではないでしょうか。
新聞広告や書店での展開は想像以上に反響が大きく、「新聞広告を見ましたよ」「本を出されたんですね」などの声を多数いただき、幻冬舎ブランドで書籍を発売するメリットを実感しました。患者さんに伝えたいことのある医師にとって、書籍は思いを伝えるのに適したツールだと思います。