白内障は、加齢に伴って誰もが発症する病気です。年齢が上がるにつれて発症率は増加し、70代ではほぼほぼすべての人が患います。ただ、幸いなことに治療技術は年を追うごとに進化しています。
目の中の水晶体が濁って目が見えづらくなる白内障は、疾患部位である水晶体を人工のもの、眼内レンズに置き換えることが可能です。さらに人工眼内レンズの選び方次第では、近視や乱視、老眼まで同時に治療することができ、手術前よりもよく見えることも期待できます。
患者さんにとって「一生に一度の白内障手術」とするために、最善の治療を選ぶ一助となれば幸いです。
アイケアクリニック 院長/
アイケアクリニック銀座院 院長
佐藤香
読売テレビ「情報ライブミヤネ屋」、 TBS 「 林先生の初耳学」、フジテレビ「梅沢富美男のズバッと聞きます!」、 TBS ラジオ「田中雄介・江藤愛のハートフル・モーニング」、朝日新聞、埼玉新聞、サンデー毎日、週刊文春、週刊新潮その他多数
この本では、「白内障の手術を片目だけ実施するのと、両目一度に実施するのとでは、リスクは異なりますか?」など、読者の方が疑問や不安を抱きやすい質問に対してお答えするという形式で、気になる症状から手術の実際、手術後の生活まで、白内障治療に関するあれこれを網羅的にご紹介しています。手術に関しては、最新の情報なども盛り込むよう心がけました。
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