女性こそ20代で経済的自由を手に入れるべき。経済的・精神的に自立した「富女子」を育てることが使命。,ワイズアカデミー株式会社代表取締役社長 永田雄三氏

どんな書籍にも、著者の情熱、熱い想いが存在する。彼らが本を「書かざるを得なかった」のは、いったいなぜなのか――。著者自らが、書籍執筆に至った情熱を明かす「覚悟の一冊」。今回は2015年3月に『富女子宣言~20代女性が5年で1000万円貯める方法』を出版した永田雄三氏にスポットを当てる。自らが主宰するワイズアカデミーにて「富女子会」を立ち上げ、20代女性を対象にしたお金に関するセミナーを開催。女性たちがお金について学ぶ場を増やすべく、精力的に活動している。彼の言動の原点とは一体何か。軽やかに語る永田氏の深くに潜む、「富女子」たちへの思いに迫った。

著者インタビュー

若いうちこそ、お金の勉強の大チャンス!

Q. なぜ「20代女性」をターゲットとしたのですか?

“若者の○○離れ”という言葉がよくメディアで話題になりますが、今の若者世代は“消費離れ”と言えるでしょう。消費することに価値を見出さず、せっせとお金を貯めこむ人が非常に増えていますよね。とくに女性はその傾向が強まっているように見受けられます。

女性は未だに正社員になりづらい環境であり、さらに昨今は結婚後でも、男性の収入に女性が頼りきりになることも望めないので、貯蓄に意識が傾くのは必然です。

とはいえ、彼女たちが計画性を持って効率的・継続的にお金を貯めることができているかというと、残念ながらそんなことはありません。お金を使うのを避けているつもりだけど、なかなか貯まらない……そんな人が大半ではないでしょうか。

私は現在、20代女性を中心にお金の貯め方・運用方法などをセミナー形式で発信しており、200人以上の生徒がいます。彼女たちはとても真面目で謙虚、そして人生に対する向上心を持っています。私が「富女子」と呼んでいる貯金額1000万円以上の20代女性も大勢います。

ただ、彼女たちに最初からお金を殖やせる力が備わっていたわけではありません――よくいる普通の女の子たちです。けれども、お金のことを学ぶ“場”で時間をかけて互いに刺激し合って、徐々に価値観を変えていきました。初めの頃は「トイレは外でして水道代を節約すればお金持ちになれる」と思っていた人もいたくらいです(笑)。

今回の出版で私が伝えたかったことは、突き詰めていえば二つです。「お金持ちになるのには時間がかかる」ということ。そして、「時間がある若いうちに、正しいお金の知識を身につけるべき」ということです。

お金だけに限った話ではないでしょうが、30歳を超えてから価値観を一新するというのはなかなか難しいものです。なにか新しく人から教わっても「そんなことないでしょ」「いや、私には無理だから」と否定しがちです。だからこそ、まだ先入観を捨てやすい20代の方々にターゲットを絞って、お金の貯め方・殖やし方を伝えたいと思いました。

とくに女性には“出産”という大きなライフイベントがあります。もちろん誰もが通過するわけではないですが、いざそういう状況になったときに「お金がないから」という理由で諦めてほしくはありません。さらには、結婚して子どもができて、なにかと自分の意思だけでは決められなくなる前に、お金を殖やして選択肢をキープしておくことが、30代以降をより豊かに過ごす必須条件なのです。

「具体的な目標設定」と「お金のことを気軽に話せる仲間」が重要!

「富女子」の共通点

Q. 「富女子」の方々はどのようにして1000万円を貯めたのでしょうか?

さきほど申し上げたとおり、20代で1000万円貯めたとはいえ、彼女たちはごくごく普通の女性です。職種はOL、教師、薬剤師などさまざまで、年収も300万円~400万円台が大半。一人暮らしも多く、特別恵まれた環境にいるわけではありません。

ただ唯一、彼女たちに共通することといえば、「豊かな将来を描き続けていること」と「お金のことを気軽に語り合える仲間がいること」だと思います。

お金は、手段であって目的ではありません。これを勘違いしている人があまりに多すぎます。たとえば、本書の目標貯蓄額は1000万円ですが、ただこの金額を目指して貯めていっても途中で挫折してしまうでしょう。動機が不明確な状態で、モチベーションを数年維持するのはほぼ不可能です。

大事なのは、自分の豊かな将来をできるだけ細部まで描き、忘れないこと。私は紙に書いて常に持ち歩いています。人生は自分が思い描いた通りになる――宗教じみて聞こえるかもしれませんが、これがお金を殖やすうえでとても大切なことなのです。

もう一つの大切なのが「仲間」。日本では、お金について話すことは“はしたない”ことだと思われがちですよね。「私は貯金100万円だけど、あなたはいくら?」「給料は20万円、こないだのボーナスは2カ月分だった」なんて会話を若い女性同士ですることはまずないと思います。

これはとても興味深い発見だったのですが、今回出版した『富女子宣言』を読んでセミナーに参加しに来た女性たちには、ある共通点があります。それは「一人で参加している」ことです。

普段は買い物でも食事でも、女性は友人や彼氏と行動することが多いですが、 それがまったくありません。つまり、お金のことを気軽に話し合える人が周りにいない、ということ。もしかすると自分だけが抜け駆けしたいのかもしれませんが(笑)。

お金は人につくものです。「お金持ちになりたい」という共通の目標を持った仲間がいれば、それだけお金に関する情報も集まってきやすく、結果として自分自身も豊かになっていきます。ですから、お金のことをざっくばらんに話せる仲間、そして「場」があることは、「富女子」を目指す人にとっては、とても重要なのです。

経済的・精神的に自立した女性をもっと増やしていきたい

Q. 永田さんに出会って成長していった女性たちについて詳しく教えてください。

セミナーへの参加者は20代を中心に、30代の方までいらっしゃいます。社会人一年目の23歳の女性が最も若いでしょうか。貯金ゼロの方が想定以上に多く、だからこそ危機感を抱いて参加されたのだと思います。

彼女たちはなぜお金を貯めたいのか。質問してみると、大半の人が「将来が不安だから」と答えます。しかし私が「具体的にどのようなことが不安なんですか?」と尋ねると、彼女たちは答えに窮してしまいます。つまり、ただ漠然と「不安だから貯金しなきゃ!」と思っているのです。

これはさきほどの話とつながりますが、なぜお金が必要なのか、将来何にどれくらいお金がかかるのか、ということが不明確だと対策は練れません。そもそもそんな状態で貯金をしても長続きはしません。

『富女子宣言』の感想として、「私には計画性がなかったことを痛感した」と書いた人がとても多かったのですが、長期的にお金を殖やしていく以上、どのように計画を立てるかが非常に重要です。そのためには将来、自分がどうありたいのかを具体的に描けなければなりません。新たにお金について学び始める方たちは、既に1000万円貯めた「富女子」たちから、どのような計画で貯金を続けたのかを教わって、継続していってもらいたいですね。

現在、「富女子」はどんどん増えています。一棟アパートのオーナーになったり、新規ビジネスを立ち上げる準備をしていたり、自分の趣味に投資したり……。彼女たちは自分の人生を存分に満喫しています。「オンナだから稼げない」「結婚相手に頼ろう」などとは一切考えていません。非常に力強い存在だと思いませんか。私は彼女たちの成長をみて、頼もしく感じているのです。

これからは私が「富女子」を育てていくだけでなく、「富女子」たち自身がお金について学ぶ場を開き、情報を発信してほしいと考えています。そして、経済的にも精神的にも自立した女性がさらに増え、それが日本人女性のスタンダードとなる。そのような社会の実現に向けて、私はこれからも20代女性がお金について学ぶ場を広げていきます。

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