天然素材の家に住んで、穏やかに、笑顔で毎日を過ごしてほしい。

著者自らが、書籍執筆に至った情熱を明かす「覚悟の一冊」。

著者インタビュー

私たちが建てる家に「妥協」という文字は一切ありません

Q. 出版に至った経緯を教えてください。

由紀子氏

実は、「本を出したい」という気持ちは前々からあったんです。これまで建てた物件を紹介するのはもちろん、自然素材の選び方やコスト削減のテクニックなど、多くの人が知らない、あるいは勘違いしている知識を体系化して伝えたいと感じていました。
そんな想いを抱きつつ、タイミングを見つけられないまま数年が経っていたのですが(笑)、物件数が100戸を超えて、一冊分まとめるだけの事例とノウハウが蓄積されたと感じることもあり、そろそろ頃合いかなと思いまして。

本を読んだら感じていただけると思いますが、私たちが建てる家に「妥協」という文字は一切ありません。施主さま一人ひとりの要望を徹底的にヒアリングし、“要望を超える”家づくりをしています。正直、価格は他社と比べて安いとは思っていません。でも、デザイン・素材選び・快適性の追求への「徹底度合い」は、どこの工務店よりも強いと胸を張って言えます。

だから私たちは、私たちのこだわりや理念に共感していただけないお客さまと無理に付き合おうとは考えていません。「自然素材ならなんでもいい」と考えているお客さまの家を私たちがつくる必要はないと思っています。偉そうに聞こえるかもしれませんが、私たちが求めるお客さまとは「選び抜かれた自然素材を使い、デザイン性が高く、快適性を追求した家に住みたい」という確固たる信念を持った方々なのです。今回の書籍を通じて、そういった想いも伝えることができればと思いました。

こだわりの自然素材をお客さまへ

Q.「自然素材にこだわった家づくり」を始めたきっかけは?

もくもくはうすを立ち上げた当初は、新築の建設はしていなくて、業務はリフォームだけだったんです。それも、無垢のフローリングなどは扱っていましたが、自然素材限定というわけではありませんでした。ただ、もともと気功を趣味にしていたこともあって、「身体が喜ぶこと」「健康にいいこと」に関心はあったんです。それらを追求する中で、自然素材に出会い、「どうせなら自分が好きなもの、自分が安心できるものをお客さまに伝えたい」という想いが日を追うごとに強まっていきました。

だから、新築の建設をスタートしたときには、「自然素材しか使わない」と決めていました。ラッキーだったのは、自然素材にこだわる工務店のグループに加入できたこと。そこで、他の工務店が受けた仕事のアシスタントをさせていただきました。1年くらいの期間ではありましたが、アシスタント作業から学び、学んだことを自社で実行してみるという毎日でした。
初めての新築建設は、10年ほど前のことです。そのときは、素材選びやコスト・コントロールなど勉強しながらの作業でしたが、とても満足していただける家をつくることができました

お客さまと一緒にワクワクするのが最大の喜び

Q. 自然素材の選び方やデザインセンスは、どのように身につけたのでしょうか

由紀子氏

素材選びは、前述の工務店グループにいたときに大半のことを学びました。
デザインセンスですか? そうですね……日頃のインプットの賜物でしょうか(笑)。
もともと建築やインテリアが大好きなので、海外のものも含め雑誌を読んだり、気になった旅館やホテルを見に行って、接客サービスも含めた空間づくりをチェックしたりしています。インプットの量は膨大だと思いますよ。振り返ると、前職のとき(10年以上前)から、「見てみたい!」と思った旅館には、お金がかかっても泊まりに行って勉強していました。今でも時間があれば足を運んでいます。

デザインの試行錯誤は、もちろんあります。「あのおうちのあの部分はどうしよう」ということがあれば、車を運転しているとき、ベッドに入ってから……ずっと考えています。そうすると、ふとしたときにパッとアイデアが降ってくるのです。これについてはうまく言葉で表現できません。天啓といえばいいのでしょうか。
また、周辺の情報を探るため物件が建つ土地には必ず足を運び、帰ってきた後は建築後のイメージを膨らませながら描き出しています。
あとは「既成概念」を外すことを常に意識しますね。間取りはこうすべきだ、キッチンはここにあるべきだ――建築デザイナーが考える「べき論」はできるだけ排除し、ソフト面、つまり“使い勝手”にハード面を合わせるといった考え方で家づくりを進めています。

私が今の仕事でいちばん楽しい瞬間は、「お客さまの要望をお伺いし、カタチにしていく作業」、そして「それをご提案して、ワクワクしてもらうとき」です。
初回ヒアリングをする際、基礎的な要望が記入されているヒアリングシートを見ながら、お客さまの話を聞いていきます。そこで“言葉にできない想い”を探り出しながら、グッと核心に踏み込みます。「本当はこれを望んでいるのではないですか?」と次々にご提案し、了解をいただいていくのです。その場ですぐに決まらなくても、お話ししていると次々にアイデアが出てきます。思いついたことをどんどん提案して、間取りを変えていきます。そうすると、1回の打ち合わせで「できあがりに近いかたち」になって、そのまま進むこともあります。この打ち合わせが私にとって最高に楽しい瞬間ですね。

教育分野への進出、宿泊施設の運営、、、実現したいことはたくさんある

Q. 今後のビジョンを教えてください。

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当面の目標はいくつかあります。

一つ目は、私だけでなくスタッフの行動や接客から、もくもくはうすという「会社」のライフスタイルや考え方、素材選びにおける一貫性を評価していただくことです。
以前、お客さまが、私を含めスタッフにある質問をしたところ、全員から同じ答えが返ってきて、考えをしっかり共有していることに驚かれたそうです。いったい何の質問だったのか今でもわからなくて気になっているのですが(笑)。ともかく、みんなが同じ方向に向かって、仕事が大好きで、お客さまと情報交換しながら良好な関係を築き、衣食住を含めたライフスタイルを広めていける会社でありたいと思っています。

二つ目は、教育分野に進出することです。保育園や幼稚園、そして学童ですね。自然素材を選ぶ施主さまには、衣食住だけでなく「教育」にこだわりがある方が多い傾向にあります。実際に保育士や先生をされている方も少なくありません。私たちが持っている技術や経験を生かして、安全で快適な学びの場をつくり、健康的な食事も提供したいと考えています。

三つ目は――実はずっと興味を持ち続けているのですが――宿泊施設の運営です。身体にやさしい食事が出て、瞑想をできるスペースや時間があり、宿泊もできるという空間です。最近では、類似の施設も出てきていますが、私が見る限り、たとえプログラムがよくても建物の構造や素材が不徹底なところが多いので、トータルで見て完璧なもの、訪れる人々が癒やされる場所をつくりたいですね。以前、物件見学会に来たお客さまから、「ここに泊まりたい!」「宿泊施設をプロデュースしてみては?」と言われることもありました。鋭い意見だなと驚きました(笑)。

このようにいろいろと目標はあるのですが――すべては「自然素材の家に住んで、穏やかに笑顔で暮らしてほしい」という想いに通じています。特に、奥さまが笑顔であれば家族は明るくなるはずですから、まずは奥さまに笑顔になってほしいですね。
今は、「学んでいる人、気付いている人」とそうでない人の間にはまだまだ差があると感じています。今回の出版を機に、今後も見学会や勉強会などを通じて情報を発信・共有していきたいと考えています。

家族がずっと笑顔で健康に暮らせる 天然素材のマイホーム

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会社紹介 もくもくハウス株式会社

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