トップメッセージ

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代表取締役社長 久保田 貴幸  1995 年、「 Windows 95」の出現と共にメディアインフラが大きく多様化し始めたこの年、それまで不況に強いといわれ、右肩上がりの成長を遂げてきた出版業界は一転、不況業種へと転じました。 以来 10年間、出版業界の右肩下がりの不況トレンドは、変わることなく今日に至っています。

 失われた10年―― 。出版界では、この10年間をこう表現しています。

 しかし、多様なコンテンツを有するが故、新たなメディアとの融合を図るチャンスは果てしなく無限にあったはずの我々は、この間一体何をしてきたのでしょうか。「出版」という伝統的なビジネスモデルに胡坐をかき、そこに「文化」というフレーバーを漂わせるということで、自らを改革できない言い訳をしてきたのではないでしょうか。その結果、新しいメディアに対して出版社としてのプレゼンスを主張できなかっただけでなく、本来不滅である本の価値、信頼、力までを見失ってしまったのではないでしょうか。

 振り返ると私たちはこれまで、すべてを本から学んできました。

 私たちが学校で学ぶために使用したツールは、すべて本でした。また聖書をはじめ、ものの教えを説くものも、すべてが本でした。「本」という字は、「本物」「本質」「本当」など、すべて真実をあらわす言葉に使われています。この事実を再認識したうえで、私たち幻冬舎メディアコンサルティングは、幻冬舎グループ内で培われた編集・制作のノウハウを結集し、あらためて本の価値、本の信頼、本の力を取り戻します。

  そして、つくりあげた本を、私たちの流通・販売ネットワークと全国書店インフラとの融合によって、ひとりでも多くの読者の手にお届けします。

 私たちは本を、「伝えたいこと」「知らしめたいこと」を発信するための新たな情報媒体として位置づけ、さらにテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットに続く「第6のメディア」へと昇華させます。

 特に書店が持つポテンシャルについては、物理的に立地がよく集客力が高いリテール施設というだけでなく、その顧客属性を「知的好奇心が強く、高いリテラシーを持った人々が集まる情報発信基地である」と再定義することにより、メディアの一端としての地位を確固たるものにできると考えます。

 さらに、本づくりの過程で蓄積したデータやノウハウを積極的に他のメディアと融合させ、新たな展開を図ることで、かつてない最先端のメディアコンサルティング企業として存在できるものと信じています。

 最近、米国『LIFE』誌において、過去1000年における最も重要な出来事はグーテンベルクの活版印刷技術の発明であると発表されました。私たちは、その偉大な発明をリノベーションする21世紀のフロンティア企業でありたいと考えています。

株式会社 幻冬舎メディアコンサルティング
代表取締役社長  久保田 貴幸