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書籍『ウェブマーケティングという茶番』にみるインターネット広告業界の実態

著者:GMCブランド戦略室

先日発覚した大手広告代理店によるインターネット上の広告掲載をめぐる不正取引の問題が話題を呼んでいます。

インターネット上に広告を出稿するネット広告の出稿状況について、虚偽のレポートを作成するなどして大手自動車メーカーを含むクライアント企業へ虚偽の報告をしていたというのです。

今回の事件は過中にある大手広告代理店だけの問題ではなく、業界全体として不透明な取引が横行していることが背景にあるとの声があがっており、インターネット広告業界の不透明さが今回の事件をきっかけに浮き彫りになっています。

今回は、インターネット広告業界の現場で活躍する著者が、業界の実態を明かす書籍ウェブマーケティングという茶番から、業界の現状とウェブマーケティングにおける注意点についてご紹介致します。



悪質な業者が横行する業界の現状

2016年8月31日に出版されたウェブマーケティングという茶番ではインターネット広告業界で
横行する悪質なサービス業者の実態と、そうした業者の手を逃れ、自社のウェブマーケティングを
依頼するに足る、信頼できる業者の選定方法について解説をしています。

・まったく効果の出ないウェブマーケティングというまやかし
ビジネスにおいて必要不可欠となったインターネット広告をはじめとした「ウェブマーケティング」
という手法ですが、安さで売り込み、必要最低限な設定しか行わず、問題になるまで放置をする業者や、
出稿状況のレポート内容をごまかすもの、広告主からピンハネをする悪質な広告代理店などが多数存在
しており、”顧客志向のウェブマーケティング会社”は稀有な存在となっています。

・ウェブマーケティングに関わる会社の実態
広告代理店、SEO会社、制作会社など、「ウェブの専門家」を謳う業者は様々ですが、広告や制作、
効果を生み出すSEOなどのノウハウまで全体を把握しているコンサルタントはごく一部であり、
多くが専門の下請け企業への外注をしている状況にあるといわれています。
本来情報開示をすべき広告の出稿状況についても、クライアントには公開せず、
内容の理解しづらい報告レポートを提出してごまかしている業者も存在しているのです。

・問題は依頼先だけではなく丸投げ体質の依頼元にもある
悪質な業者にも問題はありますが、ウェブマーケティングについて理解をしようとせず、
運用を丸投げしてしまっているクライアント側にも問題があると著者は語っています。
そもそもウェブマーケティングで何を達成したいのか、対象とするターゲットは誰なのか、
という目的が定まっていなかったり、業者のネームバリューに騙されて業者の選定が甘かったりと、
ウェブマーケティングに対するリテラシーが低い企業が多いため、そうした意識を改める必要が
あることも書籍のなかで語られています。



信頼できるウェブマーケティング業者選びのポイント

自社のマーケティングを依頼するに足る業者の選び方と発注者側の心構えとして、
著者の後藤氏はいくつかのポイントを紹介しています。

・ウェブマーケティング全般の知識・経験があるか

・担当者の業界経験の有無を確認する

・これまでの成功事例があるか

・手数料が極端に安い、もしくはすぐに値引きをしてくる業者は選ばない

・自社の本当のターゲットや、自社の強みを把握したうえで発注をする

・目先のことばかりを追いかけず、販売拡大のための中長期的なストーリーを描く

・・・etc

上記以外にも様々な業界事情や注意点が語られていますが、いずれにしても言えることは、
業界の実態やウェブマーケティングの仕組みについて理解をしたうえで対策を練ることであると言えます。
担当者や業者へ丸投げにはせず、リテラシーを高め、信頼に足るパートナーを見つけることが、
自社に利益をもたらすウェブマーケティングを実現するうえで重要であるといえます。

 



出版事例『ウェブマーケティングという茶番』

chaban  

インターネットが生活にすっかり浸透し、検索順位を上げたり、広告から商品の購入に直結させることを請け負うウェブマーケティング会社が増えています。しかし、中には効果が出ないウェブマーケティングを顧客に提案し続け、毎月の管理費を受け取り続けたり、大手広告代理店の中には下請けだけでなく孫請けやひ孫請けと外注を何階層にも行い、顧客への請求額を無駄に膨らませているだけのところも少なくありません。
依頼者側もウェブの知識が乏しいために、業者側に丸投げし、言われた通りに契約し続けてしまうことも問題に拍車をかけています。業界に身を置く著者だからこそ知りえるウェブマーケティング業界の闇を抉る一冊です。

<書籍の詳細情報はこちら>
『「ウェブマーケティング」という茶番』事例詳細

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