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美容クリニックの差別化に有効な方法とは?

著者:GMCブランド戦略室

美容クリニック同士の問題

日本中にある美容クリニックは、受診した患者に対して、だいたいどこも同じ治療法を行っています。

一方で、どの治療法においても一番最初にそれを行った医者がいるもので、「治療法を編み出したクリニック」であることは、他院との圧倒的な差別化要素であると言えます。

しかし、実際には多くのクリニックが、「自分たちが一番初めにその治療方法を確立させたクリニックである」とWebサイトなどで大々的にうたう過大広告を行っており、治療法が誰に帰属するのか、その扱いが問題になるとともに、美容クリニックは差別化が課題となっています。

インターネットやスマートフォンの普及により情報収集が容易になった現代では、そうした過大広告を美容クリニックの患者が鵜呑みにしてしまい、二番煎じのクリニックだと知らず治療を受けたり、粗悪な治療の被害に遭うことも少なくありません。
そして何らかの被害を受けた患者が、SNSやブログなどでその実態を告発すると、告発された業界全体の評判が下がり、市場に大きなダメージを与える可能性もあるのです。

これまでも悪質な美容クリニックの存在は問題になっていましたが、個人が情報を容易に発信・拡散できる世の中になってしまった以上、この問題は他人事でなく、すべてのクリニックに被害をもたらす危険があります。

 

風評被害の回避・差別化のためにできること

その様な状況で、被害を回避し他の美容クリニックとの差別化を図るためには、どのような方法があるのでしょうか。ひとつの効果的な方法としては、書籍の出版が挙げられます。
そのメリットとしては、書籍に記載できる情報は証拠や根拠があるものに限られ、虚実を発信している悪質なクリニックにはできない正確な情報を発信でき、「信頼できる情報を発信する美容クリニック」として差別化ができること。情報をすぐに書き換えられてしまうインターネットとは異なり、形に残る物であるため、必然的に嘘は淘汰されるということです。

また、業界の悪い風評を防ぐと共に、インターネットだけでは手に入れることが難しい正しい知識を読者に与える事で、読者との信頼関係を築き他院と圧倒的な差別化を図ることもできます。
治療や診療を受けたい患者が美容クリニックに望むのは安全で正しい治療であり、正しい知識を手に入れた読者や患者が、悪質なクリニックに流されてしまう事はありません。
加えて、書籍を読んでからの来院となれば、医院の考え方を理解した上での来院となるため、診療もスムーズになり、結果として美容クリニック側の業務負担も軽減する事が期待されます。

美意識が高まっている近年、集客や差別化で悩んでいるのはどの美容クリニックも同じことです。
そのような状況下で、悪質な過大広告を発信して市場を荒らし、いつか患者に見放されてしまうこと。患者のためになる正しい情報を発信することで信頼関係を築き、来院者を徐々に増やしていくこと。
どちらを選ぶべきかは一目瞭然です。 自院の治療に自信があるという医院こそ、その理念や治療法を世の中に広め、差別化を図っていくべきなのではないでしょうか。

 

幻冬舎メディアコンサルティング

森田 純一

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