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ビジネス書籍のベストセラーから見えてくるビジネスマンのニーズとは?

著者:GMCブランド戦略室

ビジネス書に活気!

ここ数年間、いわゆる「ビジネス書」が出版業界を活性化しています。
多忙ゆえに活字から離れていた多くのビジネスパーソンが書籍に戻ってくるとともに、
ドラッガーの『マネジメント』に代表されるようにビジネス書が社会現象となり、
テレビや新聞・インターネットをはじめとするメディアに大きな影響を与える事例も増えています。

2012年は『人生がときめく片づけの魔法』、『100円のコーラを1000円で売る方法』がヒットしました。
2013年のビジネス書はいったいどんな本が売れたのでしょうか。

 

1位は『スタンフォードの自分を変える教室』

1位の『スタンフォードの自分を変える教室』は、近年の海外ビジネス書翻訳の流れと、
有名大学の名前を冠した本のトレンドを受け、売上を大きく伸ばしました。
自分の考え方を変えたい、生き方を変えたいと思う読者に対して、感情論、根性論ではなく、
「科学的な理論、実験に基づいて自己をコントロールする」という発想が、
抽象的な概念、理論に納得できなかった読者の心を掴んでいるようです。

30~49歳の男性読者が多いことは他のビジネス書籍と同じですが、
女性の読者が約45%と大きな支持を集めている点が特徴的です。

 

2013年ビジネス書ランキング傾向

ここ数年の傾向でもありますが、会話・コミュニケーション関連の書籍が上位にランクインしています。
ビジネスにおいても、日常においても、良好な人間関係の築くことを難しい、あるいは不安に感じる
人が増えていると言えるのかもしれません。

5位には「ビジネス書大賞2014」を受賞した『統計学が最強の学問である』がランクインしています。
コトラーのマーケティング理論を物語で伝える『100円のコーラを1000円で売る方法』、『7つの習慣』のマンガ化など、
かつては「難しい学問」として敬遠されていたマーケティング理論が、一般読者に読みやすいよう形を変えることで、
大きな支持を集め、ブームを起こしています。

女性読者の増加を受け、大型書店を中心にビジネス書コーナーに活気が見られます。
難解な理論を如何に分かり易く、親しみ易く伝えられるかという観点は、
経営コンサルティング、マーケティング会社の戦略としても、同様に重要と言えるのではないでしょうか。

 

2013年ビジネス書年間ランキングTOP10 ※トーハン調べ

1位 『スタンフォードの自分を変える教室』

2位 『伝え方が9割』

3位 『雑談力が上がる話し方』

4位 『夢をかなえるゾウ(2)』

5位 『統計学が最強の学問である』

6位 『いつやるか?今でしょ!』

7位 『人生はワンチャンス!』

8位 『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』

9位 『生き方 人間として一番大切なこと』

10位 『今やる人になる40の習慣』

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